知識とは、さまざまな見解があるが、認識され記憶された情報のこと。あるいは、人間やものごとについて抱いている考えや、技能のことである。
知恵とは、知識によって得られたもの、という意味から発展して、今では主に、ものごとの道理をわきまえていて適切にふるまう能力のことを指す。
知恵と知識との関係については、様々な考え方がある。知識を沢山持っていても、知恵を著しく欠いている人もいる、また、知識はさほど多くなくても、立派に知恵を持っている人もいる、などとも言われる。
なぜ、この議題を出したかというと、今の教育は「知識」をつけても「知恵」をつける教育をしていないということを言いたいからだ。
この教育に慣れてしまうと言われたことも満足にできない、応用力に欠ける人間になってしまう。
社会に出ると応用力に富んで結果を出す人間が求められる。自分が消費者の立場で考えても、誰を選ぶかは言うまでもないだろう。
「知識」が「知恵」に変わるには実践が一番だ。「わかっている」と「実行している」はちがう。「わかっている」という方と会うと私は拒絶してしまう。なぜなら評論家に人間的魅力のある人間はいないからだ。
自分自身は「主観的に」、向上させるためには「客観的情報」を基に改善させることがベストだと私は確信している。
社会は「知識人」よりも「知恵人」の方を求めている。