損保の決算が出た。
大手3社、というよりは、グループと言った方がいいかもしれないが、大きく黒字に転じていた。
しかし、楽観視できないのは、各社、国内における正味収入保険料は前年割れをしており、国内飽和を印象付ける結果が続いている。
少子高齢化の波が押し寄せてきている日本において、大きな打撃を受けるのは目に見えている。
更に大きな問題は損害保険を扱っている代理店が高齢化しており、「ある程度の保有を貯めれば生きていけます」みたいな教育をしてきた保険会社は、今、新規開拓が進まない代理店の構造に自業自得的なところで悩んでいるところだろう。
代理店主ではなく、社長業を叩き込み教育していかなければ、小さいところを合併させたところで何の問題解決にもならないだろう。
所詮、食えない者同士の集まりだからだ。
今後も続きそうな国内における損保の停滞ムードだ。