最近、事業承継問題に携わる機会がかなり増えている。
そして、その問題の多くは、高齢の社長が次期後継者に権限譲渡せず、高い報酬・権利を握り続けることだ。
「死んだらおいていくもの」に固執し、死後残っていく考え方を残そうとしないところに「我良し」で生きてきた人生が反射しているように思える。

代理店の増店・育成という仕事も我々は手掛けているのだが、仕事の態度が根っこから悪い人間を何人も見てきた。
できない人間の共通の質問がある。
「お客さんが聞いてくれる話法とノウハウを教えてほしい」
手抜きして契約だけが欲しいという「我良し」が丸出しである。

社内においても1か月挙積0の人間もいる。
営業で弊社と契約を結んでいるのに、挙積0である。
挙積0ということは働かなかったということである。

企業は1か月いや1日いや一瞬一瞬が勝負である。
この緊張感を持たずにビジネスをしている。
自分のペースでやって、欲しいものは欲しい「我良し」は「精神優先経済」の中では全く通用しない。

「自分の力で貢献できることに全力を尽くす!」
これを「マイペース」ではなく、企業理念の下、その企業のスピードで行動することが所属している人間の義務であると強く言いたい。

弊社においても屈辱の4月であった。
慣れからぼんやりしくさって「素直さ」に欠ける人間もいる。

会議では徹底的に締めていくので覚悟してもらうこととしよう。