私は基本「会社経営者」「個人事業主」を対象にコンサルティングに勤しんでいるのだが、時々、個人の新規に出くわすことがある。
その時に感じるのが、未だに依存体質が取れておらず、この考え方はもはや「洗脳」に近いものがある。
国家を支えるのが国民であるという基本的な考え方が教育されていないため、自分の環境が悪化するとすぐに国のせいになる。
「収入?支出」がマイナスになったらやっていけないのは、一般家庭においても同じ。
これが今、日本で起こっているのだからもっと真剣に考えないといけない。
なぜ、失業者が多いのか?
なぜ企業は海外へ出て行くのか?
よく考えてほしい。
権利しか主張しない「怠け者」を守る「労基法」。
クレーマーと消費者を同等にしてしまっている「消費者保護法」。
労働者としての質の低下が否めない日本人。
最低賃金を押し上げてしまってコストがやたら高くなってしまい、雇うにも「雇用の自由」を奪われた日本企業。
弱者ぶった者までも守る法律など、さっさと潰し、社会人としての義務を果たすように促すべきだろう。
企業があっての従業員であることを社長以下社員全員が認識しなければならないのだが、ここでも「依存型の自己中心的利益主義」が顔を出す。
自分の人生は自分で作り出し、そして責任を持つ。
この「自立」の精神が今、必要となっている。
「親」という字は「木の上に立って見る」と書く。
木の上に立って見る状態になるように教育するということである。
家庭教育も学校教育も「自立」を軸にしなければ、きつくなるとすぐに逃げ出す「へなちょこ野郎」を作り出すだけで、社会に役立つ大人を創り出すことはできない。
日本再生は「教育」である。
我々のコンサルティングも保険料が高いだの安いだの「物売り」の発想ではなく、「自立」して生きていけるように、各企業/各家庭に啓蒙活動をしていくことが義務になる。
これほどやりがいのある志事はない。
「一生に命を懸けて」、疾走していこうと思う。