今日、たまたま広島カープの「前田智徳」選手をいろいろと調べていて感じるものがあった。
前田選手を最初に見たのは、私が高校1年の時である。
熊本工業との遠征時代で私はベンチで試合を見ていたのだが、試合も終盤に差し掛かって代打で登場したのが前田選手だった。
どっしりとした構えでピッチャーを呑み込むようなあの視線はその時から健在で、たった一振りで特大アーチを放った。
高校時代から「バットマン」としてのこだわりを持っており、納得のいかないバッティングをすると深く考え込んだり、時には当たり散らす事が何度もあったという。
あるスポーツライターから「打席に立つ目的は?」と聞かれて、しばらく考え込んだ後、「理想の打球を打ってみたいということかなあ」と答えた。
普通は「出塁する」「ホームランを打つ」など、願望又は目先の結果を言う選手が多い。
前田選手は「バットマンとしてのこだわり」が他の選手とは比べものにならない高いレベルにある。また、彼のスゴい所は、他人と比べる事はなく、常に「理想の打球」を求めて人並みはずれた努力をし続けたところにあるのだと思う。
40歳を超えた今でもチーム随一の練習量をこなすという。
そんな前田選手は、落合元中日監督、長嶋茂雄元巨人監督、星野仙一楽天監督ら、錚々たる業界人から「天才」と呼ばれている。
天才を生み出したのは「バットマンとしてのこだわり」そして「練習の虫と言われる程の人並み外れた努力の積み重ね」である。
我々のコンサルタント業も同じだと思う。
「お客様のニーズに合わせた」などという逃げの「保険販売レベル」ではプロのコンサルタントとは言えない。
「理想の顧客利益を提供できるトータルコンサルティング」こそが、プロコンサルタント中尾のこだわりであり、企業ブランドでもある。
理想についてはここで語ると長くなるので省かせてもらう。
「理想」には「ゴール」がない。
理想に近づきそうで離れていき、課題をクリアする為の努力が常に求められる。
なぜ努力し続けられるか?
それは、
「理想のコンサルティング」をして「顧客貢献/社会貢献」がしたいからだ。
明日から10月になる。
9月の最終日に前田選手を調べることになるとは!
経営者としての自分?
コンサルタントとしての自分?
こだわる所は?
今日、確認できた事は、私にとって有意義な時間であった。